ひとことで言うと
信用情報とは、クレジットカードやローンの契約内容、毎月の支払い状況などの記録です。カード会社や金融機関は、新しく申し込みを受けたときにこの情報を見て、審査の参考にします。
くわしい意味
信用情報は、「信用情報機関」と呼ばれる専門の機関に登録されます。日本の主な信用情報機関は次の3つです。
- CIC:主にクレジットカード会社や信販会社が加盟
- JICC(日本信用情報機構):主に消費者金融などが加盟
- 全国銀行個人信用情報センター(KSC):主に銀行が加盟
たとえるなら、信用情報は「お金の約束を守ってきたかを記録した通知表」です。毎月きちんと払っていれば良い記録が積み上がり、長期間の延滞があるとその事実が記録されます。
CICに登録される主な情報と保有期間は、一般に次のとおりです(2026年10月時点の公表内容をもとにした目安)。
| 情報の種類 | 主な内容 | 保有期間の目安 |
|---|---|---|
| 申込情報 | いつ・どの会社に申し込んだか | 照会日から6か月 |
| クレジット情報 | 契約内容、毎月の支払状況、残高など | 契約期間中と契約終了後5年 |
| 利用記録 | 会社が信用情報を照会した記録 | 照会日から6か月 |
開示報告書で見るポイント
開示した信用情報(開示報告書)では、主に次の項目を確認します。
- 契約内容:どの会社と、いつ、どんな契約をしているか
- 支払状況(入金状況):毎月の支払いが期日どおりだったかを示す記号の並び
- 残債額:現在残っている金額
- 異動の有無:長期延滞などの記録があるかどうか
身に覚えのない契約が載っていた場合は、なりすましなどの可能性もあるため、契約先の会社や信用情報機関に早めに問い合わせましょう。
生活での例
たとえば、スマホ本体を分割払いで買っている人は、その契約も信用情報に記録されます。引き落とし口座の残高不足で支払いが遅れると、その月の支払状況に「入金されていない」ことが記録されます。
さらに、61日以上または3か月以上の延滞などがあると「異動」と呼ばれる情報が登録され、契約終了後も一定期間残ります。この間は、新しいカードやローンの審査に通りにくくなる可能性があります。
自分の信用情報は、本人がCICのウェブサイトや郵送で開示請求すれば確認できます(所定の手数料がかかります)。審査に落ちた理由が分からないときや、身に覚えのない契約がないか確かめたいときに役立ちます。
注意点・よくある誤解
- 「リボ払いを使っただけで記録が悪くなる」わけではない:期日どおりに払っていれば、支払状況は通常どおり記録されます。
- 短期間にたくさん申し込むのは避けたい:申込情報は6か月残るため、複数のカードを一度に申し込むと審査で慎重に見られることがあります。
- うっかり延滞にも注意:少額でも支払いが遅れると記録されます。口座残高の確認や支払日のリマインダー設定が有効です。
- 「信用情報を消せる」とうたう業者に注意:正しい情報を消す方法はありません。誤りがある場合は、登録した会社や信用情報機関に訂正を申し出ます。
- 完済後もしばらく記録は残る:完済した契約も、契約終了後一定期間は「完了」として記録が残ります。きちんと払い終えた記録は、むしろ信用の積み重ねとして見られることもあります。
FP試験ではこう出る
FP試験では、信用情報機関の役割や、貸金業者が貸付時に信用情報を使って借入残高を確認し、総量規制(年収の3分の1)を守る仕組みとあわせて問われることがあります。
関連キーワード
出典
- CIC「CICが保有する信用情報」(登録される情報の種類)
- CIC よくあるご質問「信用情報は、どのくらいの期間CICに登録されていますか?」(保有期間)
- 金融庁「貸金業法のキホン」(総量規制)

